今、まるでトレンドのようにマイナンバーカードの返却が流行っているようですが…
私はマイナンバーカード推進派というか。。。どんどん進めるべきと考える派です。
過去、ある富士通系SIerに在籍していた次期に、主に自治体向けの営業をしていました。
帳とそのタイミングでマイナンバーの自治体取り扱いが始まり、番号を扱うためのネットワーク分離作業を進めたり、マイナンバーカードの一番最初の発行手続き用の端末や市民登録用端末を用意してきました。
当事者や導入業者ではないですが、それでも携わっていたという実感があります。
だからというわけではありませんが、わざわざ手間をかけて返却する意味がわかりません。
そこで今回は、マイナンバーカードってそもそもなんだっけという点にフォーカスして確認の意味も踏まえて記事にしていきたいと思います。
1. はじめに
1-1. マイナンバーカードとは
マイナンバーカードは、日本の社会保障・税番号制度（通称：マイナンバー制度）に基づく個人識別用のカードです。全ての日本国民に12桁の個別番号が割り振られ、その番号がカードに記載されています。このカードを利用することで、各種公的手続きが簡素化され、また個人情報の一元管理が可能となります。
1-2. マイナンバーカードの導入背景
マイナンバーカードの導入は、社会保障・税・災害対策の効率化を目指す政府の方針によるものです。これにより、各種の公的手続きが一元化され、国民一人ひとりが自身の情報を管理しやすくなりました。また、公的な手続きだけでなく、日常生活の中でも様々なサービスでマイナンバーカードが活用されています。
2. マイナンバーカードのメリット
2-1. 公的手続きの簡素化
マイナンバーカードの最大のメリットは、公的手続きの簡素化です。税金や社会保障、災害対策などの各種手続きにおいて、マイナンバーカード一枚で身分証明が可能となります。これにより、これまで必要だった様々な書類を揃える手間が省け、手続きがスムーズに行えます。
2-2. 個人情報の一元管理
マイナンバーカードは、個人情報の一元管理を可能にします。税金や社会保障など、各種の公的手続きに関連する情報が一元化されるため、情報の把握や管理が容易になります。これにより、自身の情報を正確に、そして効率的に管理することが可能となります。
2-3. 電子申告やオンラインサービスへの対応
マイナンバーカードは、電子申告やオンラインサービスへの対応も可能です。カードにはICチップが内蔵されており、パソコンやスマートフォンと連携して、各種の申告や手続きをオンラインで行うことができます。これにより、窓口に出向くことなく、自宅や外出先からでも手続きが可能となります。
3. マイナンバーカードの活用方法
3-1. 各種手続きでの利用例
マイナンバーカードは、税金の申告や社会保障の手続きなど、さまざまな公的手続きで利用できます。また、災害時の支援申請や子どもの入学手続きなど、日常生活の中でも幅広く活用することができます。これにより、一つのカードで多くの手続きを簡単に、効率的に行うことが可能となります。
3-2. マイナポータルの活用
マイナンバーカードを利用すると、マイナポータルという個人専用のウェブサイトを利用することができます。マイナポータルでは、各種の手続きをオンラインで行うことができるほか、自身の社会保障や税金に関する情報を一元的に確認することができます。
3-3. 電子証明書の利用
マイナンバーカードには、電子証明書の機能も備わっています。これにより、オンラインでの手続きにおいても、自身の身分を確実に証明することができます。これは、インターネットを利用した各種の手続きを安全に、確実に行うための重要な機能です。
4. マイナンバーカードの安全性
4-1. 個人情報保護の取り組み
マイナンバーカードは、個人情報保護に最大限の配慮がなされています。カードに記載されている情報は、厳重なセキュリティ対策が施された状態で管理されています。また、カードの不正利用を防ぐための機能も備えています。
4-2. カードのセキュリティ機能
マイナンバーカードは、ICチップが内蔵されており、これによりカードの情報は高度に暗号化されています。また、カード自体にも偽造防止のための機能が備わっています。これにより、マイナンバーカードは高い安全性を備えています。
ちなみに、最近発生している不具合や障害、原因は移行作業に伴う人為的なミスであることがわかっています。
システムが軌道に乗るまで、人為的なミスは必ず起こります。ですが、それは乗り越えればいいことです。
システムが軌道に乗ることにより、セキュリティーは担保されます。
まず、カード自体に記載／埋め込まれている情報は運転免許証と同等の情報以上でも以下でもありません。
「カードを盗まれるとたちまち通院歴や納税情報をすべて確認される」ような吹聴をされる方が偶にいらっしゃいますが、それは全く違います。
マイナンバーを軸とした情報の紐づけ。
マイナンバーカードを鍵としてシステムに情報を『見に行くことができる』というのが正解かなと考えています。
5. まとめ
5-1. マイナンバーカードの必要性
本記事を通じて、マイナンバーカードの必要性とそのメリットについて詳しく解説しました。公的手続きの簡素化、個人情報の一元管理、電子申告やオンラインサービスへの対応など、マイナンバーカードは我々の生活をより便利に、そして効率的にするための重要なツールです。また、マイナンバーカードは高度なセキュリティ対策が施されており、個人情報の保護にも配慮されています。
5-2. マイナンバーカードの今後の展望
マイナンバーカードは、今後さらに多くのサービスや手続きで活用されることが予想されます。これにより、我々の生活はより便利に、そして効率的になるでしょう。また、マイナンバーカードの更なる普及により、社会全体の行政サービスの効率化や公平性の向上にも寄与することが期待されます。
いかがでしょうか。
社会のため、今後の日本の発展のため、すでに訪れている超高齢化社会をより省エネで回すため。。。
官製サービスのデジタル化はもはや待ったなしです。
この機に、マイナンバー制度がどのようなものだったかを考え直して見てください。
マイナンバーカードの必要性と将来性に気づくはずです。
そして、なぜ普及を急いでいるか返却／返納になんのメリットもないことがわかるはずです。
